夜行バスってどういうバス?メリット・デメリットを解説
夜行バスにこれから初めて乗るという方のために、夜行バスのメリット・デメリットについて解説します。
■夜行バスとは?
夜行バスとは、夜に出発して、翌日の朝に目的地へ到着する長距離移動バスの総称です。
主に高速道路を使って、長距離移動をするバスを高速バスといいますが、高速バスの中でもとりわけ夜~翌日の朝の時間帯に運行するバスを、夜行バスと呼ぶ事が多いようです。
夜行バスのメリット
さて、夜行バスのメリットとして、次のような点が挙げられます。
1、とにかく安い!
夜行バスを利用している人が一番に感じているメリットは、やはり安さでしょう。
例えば、全国の主要区間を新幹線と長距離バスで移動した場合にかかる費用の差を表にしてみました。
| 区間/移動手段 | 新幹線 | 夜行バス |
| 東京~新潟 | 10,020円 | 4,750~5,250円 |
| 東京~仙台 | 10,590円 | 5,600~6,500円 |
| 東京~名古屋 | 10,780円 | 4,160~6,420円 |
| 東京~京都 | 13,500円 | 4,410~8,180円 |
| 東京~盛岡 | 13.840円 | 8,000~9,500円 |
| 東京~新大阪 | 14,050円 | 4,410~9,310円 |
| 東京~兵庫(新神戸) | 14,670円 | 4,410~8,690円 |
| 東京~広島 | 18.550円 | 10,230~11,600円 |
| 東京~博多 | 22,320円 | 7,500~15,000円 |
※2010年5月現在。新幹線はのぞみ指定席利用。
※夜行バスは、JR関連の夜行バス運賃を元に算出。JRバスが運行していない区間に関しては他のバス会社を適用。
※新幹線は、早く予約する&自由席だと少し安くなるので、そのような利用の場合、数百円~1000円程度金額が安くなります。
夜行バスの費用は、新幹線の約2分の1~3分の1だということがわかります。
夜行バスで価格に開きがあるのは、選択するプランのグレードによって料金が違うからです。価格が高いものほど、よりグレードの高いプランを選択していると思ってください。
また、今回の運賃は、夜行バスのスタンダードであるJRバス運賃を参考にさせていただきましたが、オリオンツアー・WILLER TRAVELなどのツアー型バス会社にはもっと安い価格で運行しているものもあります。
このように、価格だけ見れば、明らかに夜行バスに軍配が上がると見て間違いないでしょう。
(ただし、もちろん安いなりの理由もあるわけですが・・笑)
2、出発地・目的地を柔軟に対応できる
夜行バスのメリットとして、停車駅が多いということがあげられます。
例えば、東京の場合、新幹線の停車駅は、東京・品川・上野のみですが、夜行バスの場合、東京のほかに池袋・新宿・渋谷・立川・八王子など様々な停車駅が存在します。つまり、自宅からできるだけ近い出発駅を選択する事が可能です。
新幹線はまだいいですが、航空機の東京の搭乗口は羽田と成田ですから、首都圏中心部に住んでいる場合、自宅からの移動時間も馬鹿になりません。一方、夜行バスは、出発地を色々選択できるのもメリットのひとつです。
また、出発地と同様、目的地も幅広く選択することが可能です。
例えば、東京ディズニーランドや、USJなどに直行するプランを提供しているバス会社もあります。このようなプランの場合、乗り継ぎが最小限ですむので、大きな荷物を持っているときなどは便利ですよね。
3、午前中から動ける
夜行バスは、深夜に出発して、翌日の早朝(6時~8時)に目的地に到着するので、午前中から行動する事が可能です。
例えば、地方から東京に行く場合、朝早く出発しても、到着したら12時近くという事は多いと思います。
これに対して、夜行バスは前日から出発するので、朝早い時間に到着することが可能です。旅行や観光などで1日フルに使いたい場合は、朝から動けるというのは大きなメリットになるはずです。
夜行バスのデメリット
次に、夜行バスのデメリットについて考えてみましょう。
1、身体的負担が他の交通手段よりもかかる
夜行バスでは、新幹線などの他の交通手段と比べてより多くの時間乗車する必要があります。おまけに車内で、それほど自由に動けるスペースがないので、身体的な負担が多くなります。
また、多くの乗客がいる中で、眠りにつかなければいけないので、神経質な人は、周りが気になって眠れない可能性があります。
これに関して、できるだけ有利な座席を選ぶことや、少し上級なプランを選ぶことによって、より快適な車内環境を作ることはできます。
つまり、工夫次第である程度の改善は可能です。
2.移動時間が長い
夜行バスの安さの理由として、他の交通手段に比べて移動にかかる時間が長いという点が考えられます。
さて、夜行バスと、高速移動手段の代表格である新幹線では移動時間にどれだけ差があるのでしょうか?
前回同様、下記に表を作成してみたので参考にしてみてください。
| 区間/移動手段 | 新幹線 | 夜行バス |
| 東京~名古屋 | 1時間43分 | 6時間15分 |
| 東京~仙台 | 1時間59分 | 5時間30分 |
| 東京~新潟 | 2時間12分 | 7時間20分 |
| 東京~京都 | 2時間21分 | 8時間8分 |
| 東京~盛岡 | 2時間28分 | 8時間20分 |
| 東京~新大阪 | 2時間36分 | 8時間13分 |
| 東京~兵庫(新神戸) | 2時間50分 | 9時間20分 |
| 東京~広島 | 4時間5分 | 11時間 |
| 東京~博多 | 5時間18分 | 14時間40分 |
※夜行バスは、選択したバス会社によって到着時間に若干の開きがあります。この表では一番到着時間が早いプランを選択。
※夜行バスは、東京を出発場所とした時の時間
ざっと眺めてみると、新幹線と夜行バスでは、移動時間に約3倍ほどの開きがありますね。
もちろん、夜行バスは、途中にあるサービスエリアでの休憩なども含めた時間なので、その点も考慮して比較してください。
なお、新幹線・夜行バスともに、自宅から始発駅・到着駅までの時間がかかることも忘れてはいけません。夜行バスは、東京を始発駅とした時の時間なので、例えば、新宿からのスタートになると30分ほど移動時間を短縮出来るケースもあります。
3.到着が遅れる可能性がある
その日の天候や状況によって、到着時刻に若干の狂いがある可能性があります。 道路を走るので、やはり渋滞や事故などが起きたらどうしようもない部分があります。
また、夜行バスは深夜の移動になるので、もし万が一、乗車できなくなった場合、基本的に代替案がありません。絶対に遅れてはいけない用事などの場合、前日入りしておくのが無難かと思います。
以上、夜行バスのメリット・デメリットを挙げてみました。
見てもらうとわかったと思いますが、夜行バスも一長一短です。自分のその日の予定や予算に合わせて他の交通手段と使いわけるというのが賢い利用方法なのではないかと管理人は思います。


